Home -- Japanese -- Perform a PLAY -- 012 (Joy that never leaves us)
12. 決して消えることのないよろこび
その夜、空はよく晴れていて星がよく見えました。町まちはすっかり暗くなっていました。外では羊かいが羊の番をしていました。それは大へんな仕事でした。しかし、かれらにけんりなどありませんでした。かれらは、どろぼうと同じように、見下されていたのです。
かれらに助け主やすくい主などはいなかったのでしょうか?もう、のけ者にされても仕方ないと、あきらめてしまっていたのでしょうか?
一人がつかれて木によりかかりました。と思ったその時、とつぜん、みなすっかり目がさめてしまいました。真夜中の空に、ひときわ明るく光る星があらわれたのです。あまりにまぶしくて、手で目をおおうほどでした。とつぜんなんだかおそろしくなりました。
すると天から天使があらわれました。それは神様のみ使いでした。羊かいたちはおどろいて、目に見えない神様の世界から来たこの天使を見つめました。
天使: 「おそれることはありません。よいニュースがあります。国中の人びとにとって、とてもうれしいニュースです。今日あなたがたのためにすくい主、主イエス・キリストがお生まれになりました。ベツレヘムに行って、自分たちの目でたしかめて来なさい。」
羊かいたちはあっけにとられて聞きました。すくい主!かれらの心によろこびがまいこみました。神様はかれらをわすれてはいませんでした。
すると天に天使たちがあらわれて、すくい主がお生まれになったというきせきをたたえました。
羊かいたちは言われた場所へ行きました。家ちく小屋の中で、マリアとヨセフ、それから赤ちゃんのイエス様を見つけました。
すくい主イエス様を見つけた時のよろこびはすごいものでした。
これは本当の話です。すくい主がお生まれになったのは、あなたのためでもあるんですよ。主イエス様があなたの人生にもかかわって下さるように、たのんでみて下さい。そうしたら、ずっとずっと消えることのないよろこびでいっぱいになるはずです。
登場人物: 語り手、天使
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