STORIES for CHILDREN by Sister Farida

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げき -- 発表して友達にも見せてあげよう!
子どもの発表会むけの

7. 一番強い人が味方


ペリシテ人はふたたびイスラエル人に対して、たたかいをしかけました。ダビデの兄さんたちも先頭に立っていました。ダビデは兄さんたちに食べるものを持って行き、様子をたずねる役わりをになっていました。

ダビデがせん場に着いた時、てきのじんに大男がいるのを発見しました。その男はおよそ三メートルほどもありました。その大男の名前は、ゴリアテと言いました。ゴリアテはぞっとするような言葉でイスラエル人をののしり、どなりちらしました。せんしたちはおろか、サウル王さえおそれあがりました。

神様はゴリアテなんかよりもっと強いということをわすれてしまったのでしょうか?

ゴリアテ: 「バカなイスラエル人め。こわがっているのか?はっはっは!今日こそお前たちを鳥のエサにしてやる。お前たちの神はお前たちのことなんか助けたりはしない。オレ様はお前たちの神より強いんだ。」

ダビデ:「おい、聞いたか?あいつ、神様のことを悪く言っている。あいつの思うようにさせるのか?」

ダビデはこの生意気なペリシテ人にぎょっとしました。ゴリアテがイスラエル人をわらいものにしたくらいならまだしも、生きた神様のことをぼうとくするなんて、だまっているわけにはいきません。

ダビデはすぐにサウル王のもとに行き、みずから、大男ゴリアテとたたかうと言ったのです。

ダビデは本気でした。羊かいのつえと、石投げひもだけを持って、てきに向かって行きました。

神様はもっと強いのだ、そう思うことでゆう気がみなぎりました。

この小さな羊かいがてきに向かって行くすがたを見て、だれもが自分の目をうたがいました。そして、息をのんで見守りました。

ゴリアテが近よって来ます。

ゴリアテ: 「そんなつえひとつで向かって来るなんて、オレ様を犬だとでも思っているのか?お前の神がお前のことを守ってくれるなんて思っているのか?ははは。オレはお前たちの神なんかより強いんだ。お前のことなんてころしてやる。」

ダビデ:「お前はぶきを持ってわたしに向かって来るが、わたしはお前があざけった全のうなる神のみ名によってお前に立ち向かう。神様はお前なんかより強いんだ。わたしはこのたたかいに勝りし、世界中が、イスラエルには生きた神様がいることを見るだろう。

ダビデは石を一つつかみ、投げとばしました… (ブンブンと石を回す音)

ゴリアテ: 「ああああああ!」(しょうとつ)

ダビデが投げ放った石は大男のおでこを直げきしました。ゴリアテは地面にたおれこみました。

ゴリアテが神様をバカにしたことの代しょうは何だったのでしょう?

さい終てきに、より強かったのはだれだったのでしょう?そう、神様の方が強いのです!


登場人物: 語り手、ゴリアテ、ダビデ

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