Home -- Japanese -- Perform a PLAY -- 004 (Prayers can cause miracles)
4. おいのりする人は、きせきを体けんする
道はすなぼこりがまい、太陽の強い日ざしがさしていました。
この日もまた、目の見えない物ごいが道ばたにすわっています。道をゆく人の物音を聞くたび、かれは手を伸ばします。
バルティメオ: 「助けてくれ!少しでいいから金を分けてくれ。」
バルティメオに同じょうする人もいましたが、多くの人がかれのねがいをむしして行きました。
ある日、エリコの町中におおぜいの人々が出歩いているように見えました。
バルティメオ: 「何が起きたというんだ?」
人びと: 「イエスという人が来るらしい。その人は神の子で、どんな人のこともあいしていて、病気の人をなおし、死んだ人まで生き返らせるらしい。」
このまずしいもう人にふたたび、きぼうが生まれました。はたしてこのイエス様はかれのさけび声を聞いてくださるのでしょうか?
バルティメオは、見ることもできないその人に向かって、心のそこからさけびました。
バルティメオ: 「イエス様、わたしを助けてください。どうかわたしをあわれんでください!」
これを聞いていた何人かは、いかり出し、このもう人をののしりました。
人びと: 「だまれ、消えろ!さもなければ…」
イエス様をよぶことはきん止されていたというのでしょうか?いいえ!
バルティメオは人のいうことには耳をかたむけず、それどころかもっと大声をはり上げました。 バルティメオ: 「主イエス様、わたしを助けてください!」
イエス様はすべての人のさけび声を聞いています。イエス様は、あなたのいのりも聞いておられます。
せい書によると、もう人の話はその後、次のようにつづきます。イエス様は立ち止まり、こんな命れいをしました。
イエス様: 「そのもう人をわたしの所につれて来なさい。」
目の見えないバルティメオにとって神様の近くは、い心地よく、守られている感じがしました。バルティメオは、イエス様がやさしく話しかける声を聞きました。
イエス様: 「バルティメオ、わたしにどうしてほしいのか。わたしは何をしてあげたらいいのか。」
バルティメオ: 「主よ、どうかふたたび目が見えるようにしてほしいのです。」
イエス様はかれのねがいを聞き入れました。
イエス様: 「目が見えるようになれ!あなたがわたしのことをしんじるから、わたしはあなたをなおす。」
そのしゅん間から、バルティメオは見えるようになったのです。
この上のないよろこびにみち、感しゃをして、この時からバルティメオはイエス様とともに歩きだしました。バルティメオのいのりを聞き、さけび声に答えてくれたイエス様をバルティメオは、その目で見ることができたのです。
せい書の中で神様はあなたに向かってこんな風に言っています。
「こまったときにはいつでもわたしをよびなさい。そうしたらわたしはあなたを助けよう。そしてわたしに感しゃするのです。」
登場人物: 語り手、バルティメオ、人びと、イエス様
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