STORIES for CHILDREN by Sister Farida(www.wol-children.net) |
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げき -- 発表して友達にも見せてあげよう!
子どもの発表会むけのげき
46. どうやって神様の子どもになるのか 5ハイチのさいがいは、ひどいものでした。悪天こうの後で岩のかたまりが谷間に落下し、ティファムの住んでいた村をかん全にうめてしまったのでした。しかし神様はかの女の命をすくいました。ティファムはせん教しの病院で早く回ふくし、元気になりました。かんごしさんたちはティファムをあいし、よくなって行く様子を見ていっしょによろこびました。 かんごし: 「もうすっかり元気になったわね、ティファム。ねぇ、読み書きを習いたいと思わない?」 ティファム: 「うん、習いたいわ。でもわたし、この本がこわいの。」 かんごし: 「せい書をこわがらなくてもいいわ。そこに書いてあるのは、イエス様が子どもをあいしているということなのよ。」 その日からティファムは、毎日せん教しの学校に通い始めました。しゅう教の時間には耳をふさいでいましたが、時どき、ちょっとだけこっそり聞き耳を立てたりしました。ティファムには先生が言う、神の子という意味がわかりませんでした。それで、急いで首につけていた自分のマスコット人形をにぎりしめました。女の子の一人がティファムをわらいました。ティファムはおどろいて、なきながら教室を後にしました。 かんごし: 「ティファム、なぜないているの?」 ティファム: 「わからないの。どうやったら神の子になれるの?」 かんごし: 「せい書にはね、神様をしんじて、主イエス様を自分の人生に受け入れるならだれでも、神の子になれると書いてあるのよ。」 ティファム: 「そんなことをしたら、お父さんはわたしにばつをあたえるにちがいないわ。それがこわいのよ。」 かんごし: 「じゃあいっしょに、お父さんのためにいのりましょう。あなたのお父さんもいつか神様の子をしんじる日が来るようにね。」 ティファムはその言葉にゆう気づけられ、いのりました。 ティファム: 「主イエス様、わたしはあなたをしんじます。わたしのつみをゆるして、わたしの人生の中に入って来て下さい。」 かんごし: 「これであなたも神の子よ。イエス様はいつもあなたのそばにいるわ。」 ティファム (うれしそうに): 「わたし、神の子よ!」 しばらく時がすぎ、お父さんがティファムをむかえに来た時、ティファムはせい書をプレゼントしてもらいました。お父さんはうたがわしそうにそれを見つめ、家に着くまでだまっていました。 オレスティル: 「お前も、あのイエスというのをしんじるようになったのか?」 ティファム: 「えぇ、お父さん。わたし、神の子になったのよ。おねがいだわ、お父さんもイエス様を人生にむかえ入れてちょうだい。せい書に書いてあるのよ。イエス様をおむかえすれば、神の子になれるって。」 それい上のことは、ティファムにはできませんでした。お父さんはせい書をティファムの手からうばい取り、ちりぢりにやぶき、それは風にふかれてとんで行ってしまいました。 それでどうなったのでしょう? そのつづきは、次の回でわかりますよ。 登場人物: 語り手、かんごし (せん教だん体の)、ティファム、オレスティル © Copyright: CEF Germany |