STORIES for CHILDREN by Sister Farida(www.wol-children.net) |
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げき -- 発表して友達にも見せてあげよう!
子どもの発表会むけのげき
15. やかれたせい書女せい: 「来るわ!近づいて来るわ!」 パンをやきながらふとまどから外をながめると、クリスチャンをはくがいする人びとが家に近づいて来るではありませんか。かれらはくまなく家中をさがし回り、せい書やさん美歌を持って行ってやいてしまうでしょう。 男たち: 「ドアを開けろ!今すぐドアを開けろ!」 (ドアをたたく音) いったいどうしたらいいのでしょう?ふとせい書をつかむと、女せいはそのお気に入りの本をパンの生地につつみ、オーブンの中に入れました。そしてふるえる手でドアに手をかけました。男たちが家におし入り、たなというたなや引き出しをすべて開けてはさがしまわる様子を、じっと見つめていました。 部屋はめちゃめちゃにされました。しかし、かれらは何も見つけることができませんでした。大きな声でののしりながら、いきおいよくドアをバタンとしめて出て行きました。 (ドアがしまる音) ふたたびしずけさがもどり、女せいはオーブンの中からやきあがったパンを取り出し、その中にきず一つないせい書を見つけました。 かの女は、せい書を持つことをゆるされていませんでした。 しかしかの女は人にではなく神様にしたがい、神様の言葉をかくれて読んでいました。せい書の言葉が毎日の力となり、新たなゆう気となりました。 (BGMとともに) あなたも、せい書を持っていますか?持っていたら、たなでねむらせておかず、ぜひ読んでみて下さいね。神様があなたに語りかけてくれていることを知ったら、きっとうれしくなるにちがいありません。 もしせい書を持っていなくて、新しいのをほしかったら、わたしに教えて下さい。 もしかしたら、あなたにとってもせい書がお気に入りの本になるかも? 登場人物: 語り手、男たち、女せい © Copyright: CEF Germany |