STORIES for CHILDREN by Sister Farida

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Home -- Japanese -- Perform a PLAY -- 091 (Who is the thief 3)

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げき -- 発表して友達にも見せてあげよう!
子どもの発表会むけの

91. ぬすみをしたのはだれか 3


リングとバットゥは、その白人の男せいが車のそばの箱から出ているコードをこ定する様子を、きょう味しんしんでながめていました。

そして、白いかべがつくられました。そのすべては、この小さなインドの村の人びとにとって新しいことでした。かれらはえい画など見たことがなかったのです。

サヒブ・グルッブ: 「神様は、あなたたちのことをあいしています。神様はご自分のみ子を地上に送りました。その子の名前を、イエス様と言います。イエス様は、わたしたちと同じように人間になりましたが、わたしたちとちがうのは、決してつみをおかさなかったということです。神様はつみをきらい、つみに対しては死というばつをあたえました。イエス様はこのばつを自ら進んでその身に受け、わたしたちのために十字かで死んで下さいました。神様はイエス様をふたたび生かしました。イエス様をしんじましょう。そうすればあなたたちもすくわれ、天国に行くことができます。」

えい画が終わりました。パンドゥは小さなハルモニウムで一曲えんそうしました。そして、サヒブ・グルップと話をしたい人はのこって話をすることができました。

リング: 「サヒブさん、あとどのくらい、ぼくたちの所にいるんですか?ぼくは、もっとたくさん、あなたの神様のことを聞きたいのです。」

サヒブ・グルッブ: 「明日、次の村に向かうよ。でもきっとまた会えるよ。」

リングとバットゥは家に帰らなければなりませんでした。でも、車の所にあるハルモニウム・・・ だれかに見られているでしょうか?急いでその箱をかかえると、二人はそのがっきとともに暗やみに消えて行きました。かくし場所として、古いな屋をえらびました。

その夜は、ひどい夜となりました。ただざい悪感にさいなまれただけでなく、畑をハイエナにやられないように見はっていなければならなかったのです。

月が明るくかがやいていました。

リング: 「バットゥ、あそこで何か動いているぞ。とらだ。あれはまちがいなくとらだった。あいつの光る目を見たんだ。」

バットゥ: 「君、ゆめでも見ていたのか?」

リング: 「ちがう!ぼくはちゃんとこの目で見たんだ。」

次の日、おそろしいニュースが村に広がりました。

男の人: 「あれはとらだった。人食いどらだ。」

女の人: 「何ですって?いつ?どこで?」

男の人: 「きのうのばん、となりの村で、人が一人とらにおそわれた。」

リング: 「ぼくたちもそのとらを見ました。」

みんな、こうふんしていました。一人のかりうどが、いいアイデアを出すまでは。

かりうど: 「お牛をいっぴきころして、それを今夜、水ぎわにおこう。わたしたちは大きな木の根本で、じゅうを持って見はりをするんだ。血のにおいにさそわれて、とらがすがたをあらわすだろう。とらがお牛を食べようとしている所を、い止めるんだ。」

男の人: 「リング、いっしょに来るか?君がひつようだ。」

かりにさそわれたことはほこりに思いました。しかし、こわくもありました。とらがりは、とてもきけんなことです。もしもの時には・・・

次の回は、あなたをいっしょにとらがりにつれて行きますよ。


登場人物: 語り手、リング、バットゥ、サヒブ・グルッブ、かりうど、女の人、男の人

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